妻が「先生、私は本当に鼠径ヘルニアなんですか?」あえて
確認の質問をしました。「はいそうです」と久保田医師は
答えました。妻はこの77年間、薬と医者に頼ることなく
東洋医学による自然療法を使って自分や家族を治してきました。
それが今回、西洋医学に頼むことは全く初めてのことであり、
人生観の転換とも言えることなのだ。今まで血圧が200あっても、
決して薬は飲まない。医者には見せない、測定もしない。
それが今回は薬を毎日飲み手術を決意したのは、あの激痛から
解放されたい一心からなのだ。明日はいよいよ9時15分から
全身麻酔による手術。無事に帰ってくることを家族や友人たちが
祈ってくれている。それを伝えると「感謝」という言葉が返ってきた。